クライミングその他

酒呑み夫婦によるクライミング日記。ボルダリング、ときどきルート。外岩記録、トレーニング日々雑感、コンペ記録などなど。

指皮が硬くなる、対策として「グリセリンカリ液」を導入

手の状態が、ひどいんです。。


指が太いのは元々なんですが(泣)、第二関節下の皮膚がマメみたいになってます。
ガバをガシガシ掴んでると悪化していく。
そしてこのマメが膨らめば膨らむほど、そういう課題へのトライが痛くて辛くなる…(;_;)
このまま皮がベロリンと剥がれてしまうこともあるらしです。ひえー。
あと、指輪の付け外しが大変なのも問題です。
最近はジムの貴重品ロッカー前で、1分くらいは格闘している気がする。

…というわけで、なんとか対策しなくてはと導入したのが、こちらの「グリセリンカリ液」。


この薬?を知ったきっかけは、尾川智子さんのブログ。
指皮を紙ヤスリで削っているクライマーの話をよく聞くけど、どんなもんかな?と思い、「クライミング 紙やすり」でググッてみたところこちらの記事がヒットして、存在を知りました。

では、指をそらすストレッチをすればいいのか?
もちろん効果はないことはないです。

しかし、細胞単位で考えたときに追いつかない。

というのは、
指に、マメなどの固くなった皮膚組織があるのに、
指をそらすストレッチをしても、それがある限り
すぐに元に戻ってしまい、あまり意味がないということです。

尾川智子のはーとふるボルダリングより


さっそくAmazonでオーダーしました。

500mlのが紹介されていたけど、まずは様子見ということで100mlで。

300円ちょっとなのに送料無料でした。
Amazonすごい。
さて、使い方は簡単です。

1.手の平に適量をとる
2.すり込む

以上!
尾川智子さんは水で洗い流して保湿と書いているけど、説明書にも流せとは書いてないし、水で薄めれば化粧水にもできるような成分みたいなので、ズボラな私はそのままつけっぱなしです。
肌はあまり強いほうじゃないけど、今のところ特に問題は出ていません。
タイミングは夜寝る前と、朝出かける前。
使い方は肌の様子を見ながら調整してくださいね。

さて、肝心の効果のほどですが、2週間ほど経った今はこんな感じ。
正直、マメに関しては劇的に変わった!という感じはないです。
まだ2週間しか経っていない(尾川智子さんは500mlを使い切る半年後にようやく効果が出ると言っています…)&しょっちゅうつけ忘れてるしね…

…が、特に期待していなかったところで、効果が出ている気がします。
指先のカサつき解消です。
最初の写真でもわかりますが、ジムのホールドで削られた指先は、ガサガサトゲトゲ状態。

ストッキングはすぐ伝線するし、乳液付けるときに肌を傷つけるし、このガサガサも結構困ったさんなんですよね。

今はツルツルとまではいかないけど、トゲトゲした嫌な引っかかりが少なくなった感じです。
週間4〜5で登っていてこの指はなかなか綺麗なんじゃないかと(o^^o)
というわけで、今の100mlボトルを使い切ったら、次は500mlで気長に半年続けてみようかなと思います。

ケガと応急処置

久しぶりに、ケガをした。
久々の外岩計画@フクベの2日前に、ジムで背中をピキッとやってしまったのだ。

年齢によるものか、近ごろめっきりケガが増えている。
この1年でやったのは、首・足首・肩・太もも。
それぞれ完治に3ヶ月ほど要しているので、
この1年間はどこかしらが痛い状態で登ることの方が多い。
痛くてもクライミングは楽しいし、成長を感じることもあるのだが、
ムーブに制約があったり悪化させないように気を遣ったりで、
ストレスは結構かかる。
やっぱりケガはしたくない。

予防として準備運動のメニューやアップのボリューム・課題選びを調整し、
この半年はケガを増やさずに済んでいた。
今回は、準備運動で一部メニューの実施を忘れたこと、
身体のコンディションがかなり悪いにも関わらず惰性で登り続けたこと
が主な原因ではないかと。

まぁ、やっちまったもんは仕方がない。
予防の次に大切なのは応急処置。
今回は徹底しました。

ピキッときた1トライを終えた瞬間、ソッコーで登るのをやめる。
別の壁で登っていたトモくんに声をかけてダッシュで帰宅、
氷嚢でアイシングスタート(冒頭の写真)。
ケガから冷やし始めまで15分くらい、実施時間はたっぷり30分。
応急処置の基本、RICEです。
(場所的に、Cは厳しく実施せず、Eは自然体でOK)


アルコール摂取によるメンタルの応急処置も実施。

その晩は痛みであまり眠れなかったものの、翌朝の痛みは意外と酷くない。
(痛くて起き上がれないレベルもあり得ると思っていた)
が、できる限りのことはすべしと会社をサボって病院へ。
注射やら電気やらで処置してもらい、かなり痛みが改善された。

そして、週末のフクベは全く問題なし!
また別の記事にて。

ケガから5日後くらいには、痛み止めなしでも夜寝れるくらいまで改善。
そこからは、風呂のマッサージとラブクリームで
血行促進して、慢性化対策を継続している。

ケガする度に長期化させてストレス抱えてばかりだった中、
今回は経過が良く、素人なりに最善の措置がとれたのではと思料。

1.RICEの徹底
2.早めの病院
3.日数経過後の血行促進

この3点はケガをした場合には必ず守ろうと思う。
もちろん、ケガをしないのが1番なので、予防ももっと気をつけよう。

グランズレメディ

先日洗ったばかりの愛しのソリューションちゃんですが、つま先に見事な穴があいてしまい、買い直すことに。さらば。

そこで、これを機に、二度と化学兵器は作るまいと世界平和を心に誓い、グランズレメディを使っています。

ニュージーランド生まれの靴の消臭剤であるグランズレメディは、粉末状になっていて、靴の中に撒いておけば、臭いの原因になるバクテリアの繁殖を防いでくれるという優れもの。


新品の時から使い続けていますが、今のところバッチリ無臭です。


もっとも、まだ靴を買ってから日が浅いので、すでに臭くなってたら疑うべきはグランズレメディの効能よりむしろ自分の足が腐ってないかどうかでありまして、いつ何時また化学兵器が作られるかは分からず、予断を許さない状況です。

1ヶ月ほど、効果を見たいと思います。


ところで、これで4足目になるソリューションですが、つま先に穴が開くのは必ず左足。多分、登り方に癖があるんだろうなぁ。

アイスクライミングに挑戦

クライミングの世界は広い。
このブログでメインに書いているボルダリングの他、ゲレンデのルートやマルチピッチ、沢登りにアイスクライミングなどなど…
クライミングを始めたばかりの頃はアルパインやバリエーションルートの登山に憧れていたこともあり、山岳会の友人に案内してもらったり、ガイドの有料講座に参加したり、ヤマケイの専門書を読み漁ったりとクライミング全般を幅広く勉強したものだ。
それが今や夫婦で専らのボルダラーとなってしまった。
その経緯を書くとボルダリングの魅力に関して長々と書き連ねることになりそうなので、また別の記事で触れることにして…

「テシトモはアイスキャンディーフェスティバル参加しないの?」

我らが隊長であるチカマ氏が、そんなゆるゆるクライマーの私たちへお誘いの声をかけてくれた。
アイスキャンディーとは、八ヶ岳の赤岳鉱泉に作られた人工の氷壁だ。
今回お誘いのあったアイスキャンディーフェスティバルは毎年この時期に開催される初心者もOKのイベントで、毎年行こうかと話題には上がっていたものの、寒さ嫌いの私たちはついつい屋内のジムでぬくぬく登る方を選んで見送り続けてしまっていた。
チカマ氏が案内してくれるならこれはアイスクライミングに片足突っ込むまたとないチャンス!と思い、ありがたく連れて行ってもらうこととなった。

土曜日は赤岳鉱泉近くの自然の滝を、日曜日はフェスでアイスキャンディーを登る計画で出発。
道中、17台の玉突き事故現場を目撃したり雪道を車で登りきれなかったりガケから半分落ちている車を目撃したり、雪道アプローチ中に腹痛に襲われたりと険しい道のりだったが、どうにかこうにかして目的地のジョウゴ沢に到着。
これがアイスクライミング!!!
うひょー!!


ちょうどガイドツアーの団体さんが壁一面を利用してのトレーニング真っ最中で、どうにか登れないかチカマ氏が思案。
しばらくして、端っこのルートを開拓してトップロープをかけてくれた。
これまで、到着からおよそ1時間くらいだろうか。
ふと横を見るとトモ君が硬直している。
とっても寒そうだ。

確かに、その日は実際かなり寒かった。
気温は氷点下15℃くらいだろうか?
天候が悪いため日差しもなく、絶えず雪風が吹き付けていることもあって、体感温度はもっと低い。
私もほとんど手足の感覚がない状態だ。

「寒いね」
私が声をかけると、
「寒い」
と、そっけないお返事。
「私、足の感覚ない」
なおコミュニケーションを図ると、
「というか、痛い、指も」
いつになく深刻そう。
雰囲気的に、これはガチでヤバいやつだろうなと察する。
かつて赤岳鉱泉で凍傷患者を手当てしたことがあるという知人の話からも、標高2000mでも凍傷の危険があるということは認識していた私は、凍傷になったら大変だ!(主にクライミングができなくなることによって、トモ君自身の精神が)と思い、帰小屋を促す。
しばらく「ともえの登りを見てから…」とか「マヤさんの登りを見てから…」と躊躇していたトモ君だったが、そのうち本当に堪えられなくなったようで、すごすごと退散。

その後はチカマ氏のかけてくれたトップロープで大興奮の氷登り初体験。
感想は長いので後述。
あまりの寒さで、ほとんど写真を撮れなかった。
こちらは、張ってくれたトップロープを回収するチカマ氏の図。
色々任せきりでごめんなさい…ありがとうございました!



みんなで一本ずつ登ったところで良い時間となり、小屋へ帰ってトモ君と合流。
夕食前にワインを飲み、夕食時にビールを飲み、夕食後にはありがたい個室で3種類の利きワインをした。
山でワイン、これ最高の贅沢。

翌日は計画通り、アイスキャンディーフェスティバルのバウンダリ体験会に参加した。
バウンダリでは、氷壁の塗料に囲まれたエリア内のみを利用して上部を目指す。

これはまた滝登りとはぜんぜん違った楽しさ。
ホールドもだいたい決まっているので、岩登りの感覚に大分近い。
しかしかつてないほど腕のパンプがひどく、途中テンションしても、制限時間内にトップまで行くことができなかった。。

さて、統括として、ボルダラーが氷壁を登ってみた感想を記載。
まず、アックスが刺さってしまえば基本ガバなのが気持ちいい。(難易度の高い滝だとまた違うのだろうか?)
アックスやアイゼンが刺さるからか、岩に取り付くよりも自然と一体になっている感覚がある。
課題は、腕のパンプの仕方が尋常ではないこと…
レストや体の上げ方をしっかり学べば解決するのだろうか。

この2日間ではまだまだコツを会得するに至らなかったが、来シーズンに向けての備忘も兼ねて、
チカマ氏はじめ諸先輩方から教わったりガイドから盗み聞きしたりしたアイスクライミングのポイントを書き残す。

・腕を疲れさせないためと距離を稼ぐため、アックスはできるだけ遠くに打つ
・一回で刺さらなければ何回か打つ
・アイスキャンディーのようにボコボコした壁なら、既に空いている穴に引っ掛けても良い
・正対よりも振りを中心に登る
・振りと言ってもデッドではなく、軽いキョンのイメージが近い
・親の仇を下から蹴り上げるイメージで足を置く
・カカトをあまり上げない
・前側3本(前爪2本のアイゼンなら4本)の爪で壁に乗る
・アックスを反対の肩にかけたりしてレストする
・ロワーダウン時はアックスを壁から離す

来シーズンはあまり人の多くない自然の滝に、完全防寒で挑戦しよう。

クライミングシューズを洗ってみた。

自分のクライミングシューズが、新手の生物兵器かよって勢いの悪臭を撒き散らかしていたので、思い切って洗ってみました。
ジムの常連の皆様、本当にすみませんでした。 殺意はないです。


ドンキでバケツを買って、ア⚪︎ックバイオジェルEXを溶かした水に漬け込む。
途端に水が真っ黒になって、俺は今までこんなものを履いていたのかと、かなりのショックを受ける。

30分ほど漬け込んでからブラシ洗い。
靴用のブラシがなく、風呂用のブラシしかなかったが、風呂場のタイルよりはクライミングシューズの方が明らかに汚いからまあいいかという謎のロジックの元、ゴシゴシ。
ブラシがかなり大きく、つま先まで届かないけどとりあえずスルー。

しっかり濯いでから、今度はリンスを溶かした水に投入。なんでも、リンスは革の硬化を防ぐとか。本当かよと思いながらもとりあえず漬け込む。

再度濯いでから臭いを嗅いだところ、良い香りとまでは言えないものの、まあなんとか許容範囲。
生物兵器から少し臭い靴に進化したと思えば、奇跡的な進歩である。

そのまま日陰で干すこと一日中、だいぶ臭いも取れたし、チョークまみれで真っ白だった靴が、昔の輝きを取り戻しました。




















が、最大の収穫は、臭いがとれたことではなく、靴のサイズが元に戻ったこと。

洗ったことにより若干靴が縮んだのか、全体的に伸びちゃってた靴に、当初のフィット感が戻ってきました。
履いてみたら、しっかりホールドに乗れてる感があって、すごく良い感じ。

臭いとか関係なく、フィット感維持のために、定期的に靴を洗っても良いかなーと思いました。

なお、私はかなりゆるいサイズなので問題なかったですが、普段からキツめで履いている人は、洗うと履けなくなっちゃうかもしれないのでご注意ください。

臭くない靴でより一層トレーニングに励みます。
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