2017年09月

酒呑み夫婦によるクライミング日記。ボルダリング、ときどきルート。外岩記録、トレーニング日々雑感、コンペ記録などなど。

今シーズン初の比叡。(2017.9.26 比叡・タブノキ)

仕事の都合により、平日に岩へ。

にわか雨が降りそうな、どんより空。

木がたくさん生えてる比叡なら、多少雨が降っても平気だろうってことで、今シーズン初の比叡へ。

行き先はタブノキエリアに決定。実に半年ぶり。

「少しは強くなってるかな」という期待と、「半年前にできたことができなかったらどうしよう」という不安が入り混じる中、エリアに到着。


うん、めっちゃ濡れてるね!
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伝わるだろうか、この湿り感

半年間の成果やいかに。

エリア移動も考えたがめんどくさいので、ここで登ることに。

濡れた岩でアップしつつ、少しでも乾いているラインを探して、行き着いたのがこちら。

コルーフ(2段)
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以前トライした時は、「ホントに2段かよっ!!」ってくらいに手も足も出なかったのだが、、、、。

とりあえず取り付いてみると、なんか持てる。全体的に持てる。

核心っぽい1手はできなかったが、大いに可能性を感じる。

半年間のトレーニングの成果か、、、?

調子にのってデルビヨ(3段+)やカンダカラ(三段−)のパート練習をするが、こちらもすっごく楽に感じる。

リップなどがびしょびしょだったので、繋げトライはできなかったが、今シーズンの可能性を感じられ、一人ハイテンション。

と思ったらもう一人、半年間の成長を感じている人が。

いろいろ持てるようになってたらしい。素晴らしい。

とはいえなんか登りたい。

ってことで、トップアウトできそうな課題を探す。

結果、以前から気になっていた、ツノの右隣のラインをトライ。
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ちなみに、写真中央のカンテ沿いに登るのがツノ。名作です。

右奥の顕著なガバからツノにリンクするこの課題。

グレードは初段、課題名は無し、初登者は平山ユージさんだそうだ。

最初は1手もできなくて焦ったが、いろいろこねくり回しているうちに、リップに出るところまではできた。

が、そこから先が全く動けない。
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ここから動けましぇん。

なんとか右手を寄せたいのだが、兎にも角にもパツパツ過ぎて、ぶっ飛ぶイメージしかない。

ダメ元で思いっきりランジしてみたら、かなり怖い落ち方をしたので、ランジは封印。
ダブルアクセルくらいはいってたと思う。

その後もいろいろ試すが、結局ムーブ解決できず。

う〜ん、やっぱり思い切って飛ぶしかないのかなぁ。

また今度やってみよう。

4級と地鶏で〆

最後に、妻がやってた4級に合流。
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これもかなり悪かったが、なんとか気合いで完登して、本日の岩登りおしまい!

帰宅して地鶏で乾杯。
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ボロボロの指皮に、良質なタンパク質が染み渡ります。

というわけで、何も登れませんでしたが、今シーズンの可能性と半年間の成長を感じられる、良い一日になりました。

いよいよシーズンインの香り。楽しみだなぁ!!

追伸×2

タブノキエリアのアタラクシア岩に、スズメバチの巣がありました。ご注意ください。
※比叡ボルダー組合には連絡済みです。


それと、鳥居エリアの縄文岩(バッドファーザーがある岩です)ですが、登攀禁止とのことです。

こちらもよろしくお願いします。



怪我について調べるときは専門用語がよろし。

2ヶ月ほど前から、薬指の腱鞘炎に悩んでいる。

しかも、両手同時に。



力を込めると指の付け根が痛くて、思うように登れない日々。

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きったねぇ手だなぁ、、、

専門用語でググると良いですよ。

何か良い対処法はないかと、「クライミング 指 怪我」みたいなキーワードで検索をしても、クソキュレーションメディアばかりいまいち参考になる情報が出てこない。

どうしたもんかと、友人の医師兼クライマーS氏に相談したところ、

「専門用語でググると良いですよ。今回で言えば、『a2 pulley injury』でどうでしょう」

すっごく頭が良い香りがするっ、、、、!

良さそうな情報がたくさん

すると出てくる出てくる、良さげな情報。

これとか

これとか

素晴らしい。

結局、こちらを参考にテーピングをして登ってみたら、だいぶ痛みが軽減されて良い感じ。

もちろん、登らないのが一番なんでしょうけど、、、、それができれば苦労しないっ!

専門用語でググろう

というわけで、怪我をした場合、その症状を専門用語ではなんと言うかを調べて、それをキーワードに検索すると、良い情報に巡り会えるかもしれません。

それにしても、、、ついにクライミングも、キュレーションメディア界隈に目をつけられるくらいメジャーになったと喜ぶべきか、悲しむべきか、、、。

クライマーやトレーナーが監修し、ちゃんとした編集者がいる、骨太のクライミングWebメディアができたら嬉しいですね。



あー、痛みを気にせず思いっきり登りたいなぁー!

クライミングダイエット録 〜痩せても翼はさずからないの巻〜

遡ること3ヶ月前、今年の6月に、ふと「痩せよう」と思い立ちまして。

コンペで負けた!とか、岩が登れなかった!とかではなく、本当になんとなく痩せてみようかなと。

ダイエット記録と、痩せてみた感想を、つらつらと書きます。

65キロスタートで5キロ減。

身長は172センチ、リーチは測ったことないので不明。

6月時点の体重は65キロ。クライマーとしてはやや重め。

結論としては、3ヶ月で5キロ痩せました。

体重の推移はこちら。
taijuu
頑張りました。

ダイエット方法

○○だけダイエット!とか、○○制限ダイエット!とか、ウケが良さそうなことはやってないので、面白いことがなにも言えない。

意識したのはただ一つ「野菜をたくさん食べる」だけ。

朝昼晩、野菜をたくさん食べる。

すると、野菜でお腹いっぱいになる。

結果的に、摂取カロリーが減って痩せる。というだけ。

しいて言えば、炭水化物の取りすぎには気をつけていたくらい。

とはいえ、炭水化物が大好きなので、パンとか麺とか普通に食べてました。

我慢しすぎると、禁断症状でドカ食いしてしまうので。

で、登りは?

肝心の登りなんですが、、、。

「そこまで劇的には変わらなかった」というのが率直な感想。

5キロも痩せれば、それはもう翼が生えたように軽くなってなんでも登れるんじゃないかと夢みてましたが、現実はそんなに甘くなく、相変わらずの雑魚っぷり。

もちろん多少は登れるようになりました。

ボルダーグレードでいうと0.5グレードくらい。1グレードまでは変わらない。

つまり、今までの1級の感覚で初段を登れるようにはならず、10トライかかってた初段が5トライで登れた、くらいの差かなぁ、、、。

なんとも、曖昧な表現ではありますが。

しょせん、体重は体重

痩せたって、根本的に強くなった訳じゃないですからね。

例えばこちらをご覧ください。


かの小山田氏の半端ないトレーニングです。

ビーストメーカ2000をやったことがある人ならわかると思いますが、下段の一番外に片手3本でぶら下がるのは、重りがなくても相当きついです。

そこに16キロの重りを持ってぶら下がっていらっしゃいます、、、。

めちゃくちゃ単純に言えば、小山田氏が16キロ太っても、私より圧倒的に強いでしょう。

世界のトップクライマーとお前みたいなへっぽこを比べるなとお叱りを受けそうですが、言いたいことはつまり、体重なんてしょせんコンディショニングに過ぎないってことです。

コンディショニングはコンディショニング。

トレーニング、つまりは登ることから目を背けることはできないという、当たり前の結論です。

登ろう!

もちろん、体重は関係ないなんていうつもりはないですし、軽いに越したことはないです。

だけど、一番重要なのはやっぱり登ること。

もっと痩せなきゃとか、太ったから登る気がしないとか、痩せれば登れるとか言ってる暇があったらとにかくトレーニング。

体重なんて、過度に気にしないのが吉ですね。

「どうしても勝ちたいコンペがある」とか「絶対登りたい岩がある」といったときに、チャチャッと落とせばよいだけのこと。

というわけで今夜も飲むぞ!

秘密の少年(2017.9.10 日之影)

キャンプ場の朝は本当に気持ちが良い。

前日の疲れを少し感じつつ、朝食はカップラーメン。
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もっと凝ったものを作りたいと思いつつ、結局はいつもめんどくさくなってカップラーメンに落ち着く。

そういえば、キャンプ場に栗が落ちてた。

秋が近づいてますなぁ。

妻の応援

テントを撤収し岩場へ移動。

綾波(1級)をやりたいということで、半トンネルエリアに移動。

140度くらいのどっかぶりに、ここを登れと言わんばかりにホールドが続く、日之影を代表する1級。
ayanami
妻の綾波トライを応援しつつ、河原でのんびり。

ムーブのバラシはさくっと終わっても、なかなか繋がらないらしい。

まあ、この灼熱の中でバラせるのなら、シーズンになれば登れるでしょう。

ヒールフックってなんだそれ

なかなか繋がらない綾波に、心も身体もヨレたようなので、高橋エリアに移動。

とにかく暑いので、とりあえず川遊び。
kawaasobi

平泳ぎができるようになりたいらしいけど、、、、泳げども泳げども沈むばかり。
hiraoyogi
水泳のセンスはないご様子。

川で泳いですっきりしたので、以前少し触ったことがあるプレグナン(初/二段)にトライ。

確か中間部のヒールが悪かったはず、、、と思ってやってみたらあっさりいけた。

これは登れるんじゃないかとスタートからやってみたら、下部のヒールが全然かからない。
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この右足がかからんのですよ!前回はどうやってたんだろう、、、。

何度もトライしているうちに、なんとなくコツを思い出してきたのだが、なかなか繋がらないプレグナンに心も身体もヨレたので退散。

大嫌いなヒールフック、克服すべく練習してるんだが、なかなか上手くならない、、、。

締めにシークレットボーイ

この時点でだいぶ疲れてて、車で移動する気力もなかったので、すぐお隣の下鶴エリアへ歩いて移動。

昨日のアストロに続き、「有名だけどまだ登ってなかったシリーズ」としてシークレットボーイ(初段)に挑戦。
boy

こちらは数回のトライで完登。

トポによると「リップから上は木」とのことだったので、リップ(写真中央上部の白くなってるところ)をマッチしてから木を使って登ったんだけど、あってたんだろうか。

まあ、岩登りなんて自己満足なんで、好きに登ればいいわな、、、。

妻もトライしてたけど、結構惜しい感じだったので、シーズンになればいけるんじゃないだろうか。

ヘトヘトになって帰宅し、最後は安定の肉で締めておしまい。
niku
安くて美味しい焼肉屋がたくさんあるのも、宮崎の良いところ。

来週は三連休、晴れるといいなぁ。


チキン野郎よ永遠に(2017.9.9 日之影)

ずっと放置していたクライミングブログ、真面目に再開します。

九州、特に宮崎県での岩登りがメインになる予定です。


今日も日之影へ

暑い!

9月といえど、宮崎の紫外線は殺人的。

山のエリアである比叡は、まだまだ暑いし虫多い。

夏の間は、河原のエリアである日之影で岩登りand川遊びがベター。

日中は暑くてやってられないので、お昼頃、宮崎市街地にある我が家を出発。

買い物やらキャンプ場でのテント設営やらを終わらせて、15時くらいにエリア到着。

向かったのは、石棚エリア。ほぼ初めてのエリア。

まずは、小山田氏が初登したブラックスワン(V12)を見学。
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写真中央のルーフラインがブラックスワンです。


スタート、ガバ。よしよし。
初手、二手目、ガバ。よしよし。

三手目、ホールドじゃない!!

ってことでもちろん見学だけにして、すぐ横にあった、3級のライン二本にトライ。

左のラインはすぐ登れたのだが、右のラインに苦戦。

とにかく足がない。

日之影あるあるだけど、全体的にツルツルで、足が下手くそな自分にはとてものれない。

足を探すこと30分。

結局、初手以外は全部キャンパで完登。
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初手を取ったところ。ここから足がない。

いやこれ、絶対キャンパが想定ムーブだろ、、、。

チキン野郎でした

その後も5級や3級で遊び、最後に、ずっと気になってた明日吐露right(二段)を見学に。
asutoro copy

カッコ良い。これは登るしかない。

ってことでさっそく取り付く。

全体的にホールドのかかりは良く、最後の一手までは楽に進めた。

が、最後の一手、リップへのランジが怖くてできない、、、。

飛ぶぞ!飛ぶぞ!だめだあああ!!を何回も繰り返してたら、日が暮れて敗退。


チキン野郎の登りっぷりがこちらです。ご査収ください。

まあ、怖くて敗退したみたいなこと言ってますけど、ランジの体制で保持しているホールドがちゃんと持てていればそこまで怖くないと思うので、結局は自分がクソ雑魚ってだけでした。

心も身体も鍛えて出直してきます。

いずれにせよ、素晴らしいライン!今度絶対登る!

BBQで心を癒す

アストロ敗退の傷心を癒すべく、日之影温泉に浸かって日之影キャンプ村でBBQ。

宮崎の牛と佐賀の鶏に癒されて、シュラフにくるまって就寝。



明日はなにを登ろうかなぁ。

ギャラリー
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