酒呑み夫婦によるクライミング日記。ボルダリング、ときどきルート。外岩記録、トレーニング日々雑感、コンペ記録などなど。

カブの葉の誤算

美味しいものが食べたい!
だけど太りたくない!

そんなクライマー夫婦による、おいしー&へるしーがモットーの自炊録、クライマーごはん。勝手に新連載スタートです。

先日は雪が降るほど寒い今日この頃。こうなると食べたくなるのが冬野菜。
今日は大根とカブだ!ってことで食材を買い込んで料理開始。

大根は、適当に切って鮭と一緒にしょうゆ味で煮込んで鮭大根。


























美味しいが、若干生臭い。
ちゃんと下処理をすべきだったか…
(ケチって安売りしていた海外の鮭を買ったのが根本原因の可能性が高いことは秘密)

カブは8等分にくし切りして、カブの葉、ツナ(もちろんカロリーハーフ)と一緒にオリーブオイルで炒める。これもうまし。

この二品で終わりの予定だったが、スーパーで見かけて、あまりに美味しそうだったので、勢いで購入していた芽キャベツが。
外葉と根元を取ってさっと茹でて、めんつゆに漬け込んでおひたしに。

さらに、カブの葉がかなり余ってしまい、何か作ることに。
おひたしじゃ芽キャベツと味がかぶるし、とはいえ食材を買い足すのは面倒だしと、クックパッド先生に聞いてみたところ、からしマヨネーズ和えというレシピが。

冷蔵庫を開けるとからしもマヨネーズ(言わずもがな、カロリーハーフ)もある。これしかない。

鍋に湯を沸かし、その間にからしとマヨネーズを混ぜようと思ったら、

からしじゃなくて生姜だった…

そうだよね、黄色いもんね、これ。からしはオレンジだもの。
誤算だったが、完全にからしマヨネーズの気分だったので、泣く泣く近所のコンビニでからし購入。

茎と葉を若干時間差つけてさっと茹でて、からしマヨネーズであえて完成。

















最大の誤算は、余り物で作ったカブの葉のからしマヨネーズ和えが一番美味しかったこと。

ちょっと切ない気分になりました。

美味いものたくさん食べてたくさん登ろう!

アイスクライミングに挑戦

クライミングの世界は広い。
このブログでメインに書いているボルダリングの他、ゲレンデのルートやマルチピッチ、沢登りにアイスクライミングなどなど…
クライミングを始めたばかりの頃はアルパインやバリエーションルートの登山に憧れていたこともあり、山岳会の友人に案内してもらったり、ガイドの有料講座に参加したり、ヤマケイの専門書を読み漁ったりとクライミング全般を幅広く勉強したものだ。
それが今や夫婦で専らのボルダラーとなってしまった。
その経緯を書くとボルダリングの魅力に関して長々と書き連ねることになりそうなので、また別の記事で触れることにして…

「テシトモはアイスキャンディーフェスティバル参加しないの?」

我らが隊長であるチカマ氏が、そんなゆるゆるクライマーの私たちへお誘いの声をかけてくれた。
アイスキャンディーとは、八ヶ岳の赤岳鉱泉に作られた人工の氷壁だ。
今回お誘いのあったアイスキャンディーフェスティバルは毎年この時期に開催される初心者もOKのイベントで、毎年行こうかと話題には上がっていたものの、寒さ嫌いの私たちはついつい屋内のジムでぬくぬく登る方を選んで見送り続けてしまっていた。
チカマ氏が案内してくれるならこれはアイスクライミングに片足突っ込むまたとないチャンス!と思い、ありがたく連れて行ってもらうこととなった。

土曜日は赤岳鉱泉近くの自然の滝を、日曜日はフェスでアイスキャンディーを登る計画で出発。
道中、17台の玉突き事故現場を目撃したり雪道を車で登りきれなかったりガケから半分落ちている車を目撃したり、雪道アプローチ中に腹痛に襲われたりと険しい道のりだったが、どうにかこうにかして目的地のジョウゴ沢に到着。
これがアイスクライミング!!!
うひょー!!


ちょうどガイドツアーの団体さんが壁一面を利用してのトレーニング真っ最中で、どうにか登れないかチカマ氏が思案。
しばらくして、端っこのルートを開拓してトップロープをかけてくれた。
これまで、到着からおよそ1時間くらいだろうか。
ふと横を見るとトモ君が硬直している。
とっても寒そうだ。

確かに、その日は実際かなり寒かった。
気温は氷点下15℃くらいだろうか?
天候が悪いため日差しもなく、絶えず雪風が吹き付けていることもあって、体感温度はもっと低い。
私もほとんど手足の感覚がない状態だ。

「寒いね」
私が声をかけると、
「寒い」
と、そっけないお返事。
「私、足の感覚ない」
なおコミュニケーションを図ると、
「というか、痛い、指も」
いつになく深刻そう。
雰囲気的に、これはガチでヤバいやつだろうなと察する。
かつて赤岳鉱泉で凍傷患者を手当てしたことがあるという知人の話からも、標高2000mでも凍傷の危険があるということは認識していた私は、凍傷になったら大変だ!(主にクライミングができなくなることによって、トモ君自身の精神が)と思い、帰小屋を促す。
しばらく「ともえの登りを見てから…」とか「マヤさんの登りを見てから…」と躊躇していたトモ君だったが、そのうち本当に堪えられなくなったようで、すごすごと退散。

その後はチカマ氏のかけてくれたトップロープで大興奮の氷登り初体験。
感想は長いので後述。
あまりの寒さで、ほとんど写真を撮れなかった。
こちらは、張ってくれたトップロープを回収するチカマ氏の図。
色々任せきりでごめんなさい…ありがとうございました!



みんなで一本ずつ登ったところで良い時間となり、小屋へ帰ってトモ君と合流。
夕食前にワインを飲み、夕食時にビールを飲み、夕食後にはありがたい個室で3種類の利きワインをした。
山でワイン、これ最高の贅沢。

翌日は計画通り、アイスキャンディーフェスティバルのバウンダリ体験会に参加した。
バウンダリでは、氷壁の塗料に囲まれたエリア内のみを利用して上部を目指す。

これはまた滝登りとはぜんぜん違った楽しさ。
ホールドもだいたい決まっているので、岩登りの感覚に大分近い。
しかしかつてないほど腕のパンプがひどく、途中テンションしても、制限時間内にトップまで行くことができなかった。。

さて、統括として、ボルダラーが氷壁を登ってみた感想を記載。
まず、アックスが刺さってしまえば基本ガバなのが気持ちいい。(難易度の高い滝だとまた違うのだろうか?)
アックスやアイゼンが刺さるからか、岩に取り付くよりも自然と一体になっている感覚がある。
課題は、腕のパンプの仕方が尋常ではないこと…
レストや体の上げ方をしっかり学べば解決するのだろうか。

この2日間ではまだまだコツを会得するに至らなかったが、来シーズンに向けての備忘も兼ねて、
チカマ氏はじめ諸先輩方から教わったりガイドから盗み聞きしたりしたアイスクライミングのポイントを書き残す。

・腕を疲れさせないためと距離を稼ぐため、アックスはできるだけ遠くに打つ
・一回で刺さらなければ何回か打つ
・アイスキャンディーのようにボコボコした壁なら、既に空いている穴に引っ掛けても良い
・正対よりも振りを中心に登る
・振りと言ってもデッドではなく、軽いキョンのイメージが近い
・親の仇を下から蹴り上げるイメージで足を置く
・カカトをあまり上げない
・前側3本(前爪2本のアイゼンなら4本)の爪で壁に乗る
・アックスを反対の肩にかけたりしてレストする
・ロワーダウン時はアックスを壁から離す

来シーズンはあまり人の多くない自然の滝に、完全防寒で挑戦しよう。

上半身強化キャンペーン 其の2

地道に懸垂続けています。

トレーニングの締めに、ガバでひたすら懸垂懸垂懸垂。






























コツコツ続けた甲斐あって、ついに、片手ロックオフが3秒くらいできるようになった。
右手だけですが。左手は相変わらず全く無理。

でもまあ、少しづつ成果は出ているので、引き続き懸垂懸垂。


小さいことの積み重ねでしか遠くには行けないって、イチローも言ってたし。

頑張ろ。
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